孫正義さんをはじめ、数多くの経営者が経営戦略として導入しているランチェスター戦略。
名前は聞いたことがあるけど、そもそもどんな戦略なの?と思っている方も多いかもしれませんので、今日から数回にわたって「ランチェスター戦略の基本」をシリーズでお伝えしていきます。
そもそもなぜランチェスター戦略が必要か?というと、
- 弱者が強者に勝つルール
- 逆転のルール
- 必勝のルール
だからです。
そしてこのルールには一定の原理原則がある、という事なのです。
さらにこのルールを理解すると、
- 業界地位の安定
- 利益率の向上
- ブランドの構築
この3つが可能になるんだということをランチェスター戦略ではよくお伝えしています。
では、このランチェスター戦略とは何なの?というと、「ランチェスター法則」と「ランチェスター戦略方程式」という二つのものから成り立っています。
これをご説明していきますね。
ランチェスター法則とは何か
1868年イギリスのロンドンで生まれたフレドリック・ウィリアム・ランチェスターという人が作った戦い方の法則なんです。
写真はWikipediaより
「天才」と言われ、非常にたくさんの発明をした方です。
時代背景としては1868年と1903年1914年と、なんか歴史の問題みたいですけどこの3つの年代を押さえておくことが大切だと思っています。
ランチェスター氏は1868年に生まれました。1868年とは何かというと日本でいうと大政奉還が起こった年、江戸時代が終わった頃ですね。
1903年というのは世界で初めて人類が飛行機で空を飛んだ年。ライト兄弟の話ですね。そして1914年というのは何かというとWW1といわれている第一次世界大戦の年です。
何が言いたいかというと、
1903年に飛行機で人類が初めて空を飛び、その後たった10年くらいで世界大戦が起こり、人類史上初めて飛行機で戦う戦争が起こったと、その時に勝ち方負け方のルールを発見したのが1868年に生まれたランチェスター
だった、ということです。
※1916年初めには「戦闘における航空機 – 4番目の兵器の幕開け – (Aircraft in Warfare;the Dawn of the Fourth Arm)」というレポートを出版しています。またその後、バーミンガム大学から名誉博士の称号を授与されてます。
まとめ
ランチェスター戦略とは、弱者が強者に勝つためのルール、原理原則なんだということ。そして、その原則は1914年に人類史上初めて飛行機で戦う第一次世界大戦が起こったことにより、ランチェスターが発見したものであるということ。ランチェスター戦略とは「ランチェスター法則+ランチェスター戦略方程式」であるということ、です。
次回以降も引きつづきランチェスター戦略のお話をしていきますので、楽しみにしていてください。
坂上仁志公式youtube動画の「ランチェスター戦略の基礎解説シリーズ始めます」より
動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。