マーケティング

弱者と強者ってなに?~ランチェスター戦略の基本シリーズ5~

弱者と強者の定義が今日のテーマ。これまでランチェスター法則に関する基礎知識をお伝えしてきましたが、基本を押さえたところで少しずつビジネスの話をしていければと思います。

「ランチェスター戦略は弱者の戦略」ともいわれますが、そもそも弱者、強者って何?ということをお話していきます。

ランチェスター戦略における弱者・強者の定義とは?

まずは、「弱者」と「強者」というのは経営規模ではなく競合局面ごとに判断することが大事なんです。

競合局面とは?「どこ・誰・何」でしたね。

そして「弱者」とは何かというと、市場占拠率1位以外の全ての企業が該当します。

ではこれを競合局面の「地域」で考えてみると、地域一番店以外は弱者なんだということです。

じゃあ強者は?というと、市場占拠率が一位の企業のみ。地域であれば地域一番店だということですね

弱者と強者の定義というのは

  1. 競合局面ごとに判断をし
  2. 強者とは1位であり
  3. 弱者とは1以外なんだよ

っていうのがランチェスター戦略での定義なんです。分かりやすいですね。

ビール業界を例にしたランチェスター戦略の解説

例えばビール業界。状況がある程度変わってますけどビール業界全体で1位はキリンビールと言われてますね。

では商品で1位は?と言えばアサヒスーパードライになります。

ではエリアでは?沖縄でナンバーワンはオリオンビールだし、北海道ではナンバーワンはサッポロビールになります。

全体で1位はキリンビールでも、商品1位はスーパードライ。沖縄や北海道とエリアを変えるとまた違ってくるのですね。

競合局面(どこ・誰・何)で考えると1位が変わるのです。

この例でもわかるように、ランチェスター戦略というと大企業が強者というわけではなく、中小企業が弱者というわけではないんです。

局面ごとに弱者と強者は変わるのですね。沖縄では強者がオリオンビール。1位ではないキリンビールは弱者になります。

うまく活用すれば大企業にも勝てるんだよということを言っているんですね。勇気づけられませんか?そして中小企業が大企業に勝つためには「どこ・誰・何」という競合局面の視点を持つ必要がある、ということです。

ランチェスター法則のまとめ

  1. 弱者と強者の定義は競合局面ごとで判断する。
  2. 強者は1位。それ以外は弱者。
  3. 大企業が強者というわけでも中小企業が弱者というわけではなく、競合局面ごとに判断すればいい

という話なんです。

改めてこの点を意識して、ご自身のビジネスを見直してみてください。これまでにない発想が出てくるはずです。

坂上仁志公式youtube動画の「弱者の定義って?」より
動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。

「売上、利益は上がっているけど、、、本当にこのままで大丈夫かな?」と思っている社長は、まずこの無料動画講座を見てください! 経営の基礎、基本がわかりますので再現性の高い経営が可能になります。

ランチェスターNo1戦略コンサルタント
坂上仁志
1962年埼玉県生まれ、一橋大学卒。 新日鉄、リクルートなどに勤務後、業界特化型の人材企業をゼロから立ち上げ3年で業界日本一の会社にする実績を持つ、日本でただ一人のランチェスターNO1戦略専門の経営コンサルタント。 日本人として初めてロンドンでランチェスター戦略の海外講演を行う。 スタートアップから売上1兆円クラスの上場企業まで一流・ナンバーワンを目指す経営者向けにコンサルティングを行う。 連結売上高1兆円の上場企業(京セラ JALクラス)にて「経営者意識を持ったリーダー育成トレーニング」を行う。同社の業績が1年で1,000億円改善した際、「坂上先生の功績は500億円」と社長から言われる意識改革、組織力アップに貢献。