ランチェスター戦略3つの結論は
- No1主義
- 足下の敵攻撃の原則
- 1点集中主義
でしたね。
その中でも今日は、足下の敵攻撃の原則についてです。
足下の敵攻撃の原則のポイントは3つ
そしてポイントが3つあります。
- 勝ちやすきに勝つ
- 上位を競争目標
- 下位を攻撃目標
です。
要は難しい勝ちづらいところで戦わない方がいいよというのが1点目です。そして上位を競争目標、下位を攻撃目標と言います。
足下の敵攻撃というのは下位を攻撃していきなさい、攻撃の目標にするんですよという意味なんですね。具体的にはどういうことかと言うと、勝ちやすきに勝つというのは、まず勝つことが大切。負け戦をせずまず勝てること、どんな小さなところでもいいから勝っていき勝つ癖をつける、これが大事だというふうに言っています。
ドン・キホーテとか話は小が大に勝つんだって挑むのは格好良いんですが、実際に負けちゃうと意味がありません。まずは勝てるところから行く、これが大事だよっていうことを言っています。
次、上位を競争目標にするというのは、上位は目指すけども攻撃はしないのです。なぜなら、上位に攻撃を挑んでも負ける可能性が高いからです。
攻撃は下位に向かって行います。そうするとシェアが取れるので上位に浮上するんですよ、という考え方なんですね。卑怯なようなんですけど、勝ちたかったらまず弱い人と戦ってシェアを取るのです。
下位を狙い撃ちにしてシェアを奪う
そして足下の敵攻撃の原則というのは、仮に40、30、20というシェアがあって、自社が2番の30%であった場合に、目指すのは40なんですけど、攻撃する目標はここの20なんだと。
なぜならば、ここの20のシェアを取ると、20+30で50になって、自分が競争目標の40より上に上がって行けるからという、こういう考え方なんです。
まとめ
足下の敵攻撃の原則とは、まず勝ちやすきに勝ってくださいと、上位が競争目標で下位が攻撃目標。戦うなら攻撃目標。競争目標とは戦わない。
特に大企業にいる方が新規事業とかを立ち上げようとすると、いきなり「世界一を目指そう!」としてしまいます。想いは良いんですけど、だいたいそれで失敗するんですね。
競争目標に対して攻撃していってしまうことが多いので。それよりもまず勝てるところに勝って行く、これが大事なんだよということをランチェスターではよく言っております。
坂上仁志公式youtube動画の「3つの結論_足下の敵を攻撃」より
動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。