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ランチェスター戦略3つの結論 1点集中~ランチェスター戦略の基本シリーズ14~

今日のテーマもランチェスター戦略の3つの結論。

No1主義足下の敵攻撃の原則と説明してきましたが、今日は1点集中主義についてです。

1点集中主義3つのポイントとは?

これを3つのポイントでいくと、

  1. 手を広げないこと
  2. 得意に特化すること
  3. 3倍の攻撃量で戦うこと

です。

手を広げないとは、余計なことを色々やらないということ。得意に特化とは、苦手なことをやらないということです。手を広げずに得意なところに特化して、そして3倍の攻撃量で攻める、ということです。

「手を広げない」とは力を分散させないという事

手を広げないということを詳しくお話すると、力を分散させないこと、適宜投入の愚というのがありまして、「5:3の場合」というのをちょっとお話します。

力を分散させないでいくと、ランチェスターの第一法則でも第二法則でも、5人と3人が戦う場合には、第一法則では兵力総数が5:3の場合、武器効率が全く同じであれば、5人の方が3人亡くなって向こうが3人亡くなると、残り2人が普通残るんでしたね。

5人の方が2人残して勝つんですが、仮に5人の方が1人ずつ、相手が3人でこっちが1人で戦っていくと、だいたい3:1の場合では負けてしまうんです。3倍の差が付くのです。そうするとこちらが5人、向こうが3人なんですけど、適宜投入、1人ずつ1人ずつを5回に分けて3人に対して戦っていくと、5人の方が全滅する可能性というのがあるわけです。事実上、全滅するんですね。

広域戦の場合には、特に二乗法則が働くものですから、1:3というのは二乗になると1:9になってしまうんですね。そうするとこちらが仮に5人いたとしても、広域戦で1:3でずっと戦っていくと完璧に負けますということ、だから適宜投入というのをしてはダメなんです。

仮に自分の会社に社員が10人いるとしたら、10の事業に1人ずつやってもらうのではなくて、1つの事業に10人を集中して投入した方がいい、こういう考え方なんです。これは多くの会社がよく間違ってやる適宜投入、分散してやるっていうことをよくやっていると思うので、そうではなくて手を広げない方がいいよということをランチェスターでは言っています。

強みで勝負して、弱みで勝負しない

得意に特化ですけども、強みを強くしていくこと、弱みで勝負をしないこと。弱いところがあれば他社に任せてしまいましょう。聞けば当たり前だよと思うんですけど、これがなかなか出来ないというのが現実だと思います。

まず自分の会社の強み、まずサラリーマンであれば自分自身の強み、会社であれば自分の会社の強みというものを1回きちんと洗い出して、どこが強いんだろう、どこが弱いんだろうというのをはっきりさせた上で、自分の強みをさらに強くしていくことが大事です。

3倍の攻撃量で個別撃破

それと3倍の攻撃量と言っていまして、これが個別撃破という考え方です。前回のブログでもご紹介しましたが、赤穂浪士が討ち入りに行った時に3人1組で組んでどんなに強い1人がいても、こちらが3人で一向二裏の戦略をとる。1人が前、2人が後ろという陣形で取り囲んでいっぺんに切りつけて、3倍の攻撃量で個別撃破をすると勝てるんですよと言っています。

まとめ

1点集中主義というのは、

  1. 手を広げないこと
  2. 得意に特化すること
  3. 3倍の攻撃量

です。

これは何かの知識習得、技術習得にも共通することでして、狭く・深く・濃くとも言いますが、何か一つのことを集中して1年2年3年と続けていけばかなりのレベルに到達できます。知識、技術習得にもランチェスター戦略が有用ですね。

坂上仁志公式youtube動画の「3つの結論_一点集中」より
動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。

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ランチェスターNo1戦略コンサルタント
坂上仁志
1962年埼玉県生まれ、一橋大学卒。 新日鉄、リクルートなどに勤務後、業界特化型の人材企業をゼロから立ち上げ3年で業界日本一の会社にする実績を持つ、日本でただ一人のランチェスターNO1戦略専門の経営コンサルタント。 日本人として初めてロンドンでランチェスター戦略の海外講演を行う。 スタートアップから売上1兆円クラスの上場企業まで一流・ナンバーワンを目指す経営者向けにコンサルティングを行う。 連結売上高1兆円の上場企業(京セラ JALクラス)にて「経営者意識を持ったリーダー育成トレーニング」を行う。同社の業績が1年で1,000億円改善した際、「坂上先生の功績は500億円」と社長から言われる意識改革、組織力アップに貢献。