今日のテーマは稲盛和夫氏エピソード経営のヒント3「愚痴を言わない」という事柄について。
JALの経営を引き受けた時です。「大変ですね。」って僕が稲盛さんに聞いたら、自宅にある方々が押し掛けてきたという話があって、逆恨みなんですけどね。それで大変ですねという話をしました。
引き受けたならすべての責任はリーダーにある
その経緯は、JALが倒産した時の責任は前の社長ですけれども、後から引き受けて改善する、そのためには今いる社員の給料を減らすということをせざるを得なかった。それをやったのが稲盛さん。要は原因を作ったのは前の社長で改善したのは稲盛さんだから逆恨みされた。「そんな時にどう対応されたんですか?」と僕が聞いたときに、稲盛さんは「自然体や」とだけ答えられました。
「何もしなかったんですか?」みたいな話もしたんですけれども、要は経営者としてJALの社長を引き受けた瞬間に、その引き受けた責任は良いことも悪いことも社長の責任なんだと、それがリーダーの宿命なんだと。だからそこに対して騒ぐでもなく、色んなことが起こるだろうと。しかしそれは自然体に受け止めてやるべきことを粛々とやっていくんだと。みんなの力で会社を良くしていくんだと、そういうお話をされたとともに、そういったことを隣にいて感じました。
何があっても愚痴を言わない
それは結論として愚痴を言わないということです。「謙虚にして驕らず更に努力を」と稲盛さんが言っていますけれども。たとえ自宅まで、ある意味逆恨みをしてそういう人が来たとしても自然体で対応するんだと。きちんとその人に説明をしていくんだというようなことをお話されています。素晴らしいなと思ったことがあります。
坂上仁志公式youtube動画の「【稲盛和夫氏エピソード3】愚痴を言わない」より
動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。
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