ランチェスター戦略は弱者は弱者のための戦略なので
「弱者は差別化して一点集中してNo1」
この3つがエッセンスであるということを申し上げました。前回、差別化のこともお話しましたけれども今回はこの一点集中です。
ランチェスター戦略における一点集中3つのポイント
- 量
- 手を広げない
- 狭く深く濃く
どういうことかと言うとまずランチェスター戦略の差別化は質の追求と前回お話しました。
そして一点集中というのは量。量を考えなさいということなんです。人・物・金・時間それぞれで量の追求を考えてみてください。
つまり人が100人いたとしたらば10の部門に10人ずつやるのではなく、例えば1つの部門に1つの領域に100人投入する。同じように時間もお金も同じように広げずに1個だけに集中すると良いと。
趣味の話で言えば、テニスもサッカーもゴルフもスキーもお琴も書道もあれもこれもという趣味をやるよりは、今年はテニスだけやろうとか、来年は次をやろうとか、1つのことに集中して時間やお金を使う。
これが一点集中の考え方です。
言葉を変えると2つ目にあるように手を広げない。広げると上手く行かないんだということなんですね。それをさらに違う言葉で言えば3つ目の「狭く・深く・濃く」でして、広げず逆に絞り込む。
・狭く
・深く
・濃く
一点集中して力を1つに絞り込んでやっていくことを、ランチェスター戦略ではよく言っています。
例えとしてはキリですね。
手でバーンと机をたたいても穴はあかないんですけど、あのキリのように細いものでぐーっとやっていくとやっぱりそこに穴が開くわけです。
弱者は手を広げない、支援を投入する時に一点集中する。そして狭く深く濃くやることで上手く行く、これがランチェスター戦略の考え方のポイントになってきます。
坂上仁志公式youtube動画の「ランチェスター戦略3つのポイント~一点集中~」より
動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。