稲盛和夫氏とのエピソードから学ぶ経営のヒント11です。
私が盛和塾で約100回稲盛さんとお会いした経験の中からのことです。その中で色紙を持っていきまして、「サインしてください」と言ったらなんかすっごい疲れた感じで
「しんどいわあ」
とおっしゃったんですね。
なんでこんなこと言うんだろうってちょっと残念だと思った半面、どうしてなのかなと考えたら非常に簡単なことなんですね。とにかく長時間労働だったのです。
朝から晩まで神経を使い続ける
どういうことかというと当時確か70歳後半くらいだったと思うんですけども、半日ぐらい海で泳いて、その後コンパをやって、私がサインをお願いしたのは最後の頃なんですね。夜9時ぐらい。コンパ中はずーっと周りに人がいるんです。何百人という人に囲まれて、たくさん相談もされて、神経を使って疲れていても参加者たちのためにコンパをやるわけです。
疲れたと思えば部屋に帰ってもいいかもしれないんですが、そうはしない。疲れていてもやっぱり人のためにやってるんだと。「倒れるまでやるのかこの人は」と思いました。
盛和塾で稲盛さんは一切お金を受け取らずにボランティアでやっているんです。でも、全力。
ボランティアでも全力。途中で辞めないというその姿にビックリした記憶がありまして、ああやっぱりすごい人だなあと思った記憶があります。
疲れたら部屋に戻ってもかまわないですし、引き留める人もいないでしょう。でもそうしない。そんな素晴らしさを稲盛さんから学ばせていただいたことがあります。
坂上仁志公式youtube動画の「【稲盛和夫氏エピソード11】常に人のために生きる」より
動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。
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