稲盛和夫氏とのエピソードから学ぶ経営のヒント13です。
盛和塾の塾生で海水浴に行くことがあって、もちろん泊りになるもんですから、朝食会場にも稲盛さんはいらっしゃっていて、たくさんの塾生と会話されていました。私もその一人になったことがあります。
心に曇りなく今を楽しむ
その時に朝食バイキングだったものですから、稲盛さんもトレーをもって、「どれにしようかな」なんて嬉しそうに楽しそうに言うんですね。
独り言のようにつぶやいたんだと思うんですけども、私はそこから学んだというか感じたことがありました。朝食を楽しむというか「今」を楽しむ。それは心に曇りがないというか、楽しくやりながら穏やかでカリカリしない。
仕事ではもちろん大変な重責にあって大変な仕事もされてるんでしょうけども、そういう場で心が落ち着いていてイライラとかカリカリとかしていないんです。今まで会った中でも本当にそういう場面を見たことがないんですね。
それは私が毎日会ってるわけではないですから、私がたまたま会った100回がその一生の中でのある瞬間を切っただけしかないんですが、その時に決して怒ってもいないカリカリもしない何か毎日を楽しんでいるかのような、そういう感じがして素晴らしいなと思った記憶があるんです。
実は稲盛塾長が朝食会場とかに入ると、同じテーブルに行けると良いもんですからみなが隣の席を狙います。
ですので、穏やかな朝なんですがちょっと緊張して誰が隣に行くのかみたいなところもあったりしたんです。そしてもちろん、稲盛さん自身もそのことを理解している。そんな中でも朝食を楽しみながら心に曇りがない、今を楽しんでいるというそんな稲盛さんの姿を拝見させていただきました。
その姿を見たことが僕自身の人生に大きく影響を与えて、こういうふうになれたらいいなぁと思えるものでしたから皆さんにも共有したいと思ってお伝えさせていただきました。
坂上仁志公式youtube動画の「【稲盛和夫氏エピソード13】今を楽しむためのヒント」より
動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。
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