稲盛和夫氏とのエピソードから学ぶ経営のヒント18です。
利他の心で行う
前回までのお話で盛和塾の世界大会では、稲盛さんの講話はもちろん、発表を聞き、コメントし、表彰までを行う、というお話をしてきました。
ここからなんですけども、なぜボランティアでそこまでやるのかと思ったんですね。つまり嫌だったら辞めちゃっても良いんですよね。でも手を抜かない。集中力をもってやっぱりきっちり最後までやる。
僕はこれが利他だと思ったんですね。
表彰者が喜ぶから。写真を飾るから。なんです。自分だけ良ければいいと言う「利己」ではなく、世のため人などがためという利他。
表彰された人は写真も一緒に撮ったりしますが、自宅や会社にそれをやっぱり飾るんですね。表彰状を飾るんです。それが当たり前なんですけれども、一生の宝になると思います。社長社員の誇りにもなるんだと。
それが働く人を勇気づける、日本中の中小企業を勇気づける行為なんではないかなと思ったんです。
表彰されたい側から表彰する側になるという立場です。それが盛和塾であり京都賞というものを作ったりという自分がしてもらうという側からしてあげる側になるということ。
これが本物なんだというふうに思いました。空理空論ではなく、細かいことかもしれませんが頭を下げるとか表彰するとか一緒に写真を撮るということもきちんと最後まで行う。
実践こそ真実の証し。
それもボランティアで、何の義務もない中でやり続けるということが本当に素晴らしいことだなぁと思った経験があります。
坂上仁志公式youtube動画の「【稲盛和夫氏エピソード18】利他を徹底して実践する」より
動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。